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孟徳流 オフショア投資・海外不動産投資 奮闘記 ~打倒、年金不安・老後地獄~
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シャープレシオ

 標準偏差と同じく、ファンドや投資信託を選ぶ際の目安となる数字です。この数字は、「 ファンドが” リスク ”をとって運用分、どれだけ” 見合ったリターン ”を上げているのか 」ということを表しています。


 つまり、ファンドのリターンが「 無担保コール翌日物金利 」や「 預金金利 」などの安全資産(リスクをとらずとも収益を得られる資産)から入るリターンを" どれ程上回っているのか? "という点に着目した指標です。これはファンド同士を比較する場合でも、判断材料としての活用が可能です。


 ■ シャープレシオの計算式について


【 計算式 】


(ファンドの平均リターン-安全資産のリターン)÷リスクの数字= シャープレシオ



 【 シャープレシオの計算式内の語句について 】



 ・ ファンドの平均リターンとは? : 過去の運用成果の平均年利


 ・ 安全資産のリターンとは?   : 無リスクで得られる利回りのこと。個人なら普通預金の金利など。
(  = 無リスク資産ともいう   )


 ・ リスクの数字とは?      : 標準偏差のこと。リスク=価格変動範囲の大きさをいう。



 【  超過収益について 】



 計算式の(ファンドの平均リターン-安全資産のリターン)の部分のことを” 超過収益 ”と呼ぶことがあります。つまり説明の際に、” 超過収益 ÷ 標準偏差 ”と書いてあるWEBサイトや書籍も存在します。実は、これもシャープレシオを示しています。



 ■ シャープレシオの計算例について



例1)  異なる2つのファンドを比較する


 例えば、” ファンドA ”と” ファンドB ”という異なる2つの商品資料があったとします。どちらも過去5年間の平均リターンは12%と同じです。この場合、各々がどんなファンドなのか判断がつきません。そこでシャープレシオを算出してみるのです。これにより、” どちらがリスクに見合ったリターンを上げているファンドなのか? ”を調べることができます。


 計算に必要な他の数字については、次のように仮定します。リスクの数字(=標準偏差)についてはファンドAが5%で、ファンドBが8.1%とします。安全資産のリターンは0.5%として計算してみます。



【 ファンドA 】

  

 ( 12 - 0.5 ) ÷ 5 = 2.3


【 ファンドB 】

 

 ( 12 - 0.5 ) ÷ 8.1 ≒ 1.4



 今回の結果を表にまとめると以下のようになります。


  シャープレシオを見てファンドを比較する際の例


 この計算結果から、ファンドAの方がシャープレシオの数値の高いと分かります。つまり” リスクに見合ったリターンを上げている ”という判断ができます。同じ12%というリターンですが、その中身はファンドBよりも” より安全にリターンを上げている ”と言えるのです。



例2)  現在のファンドの調子を調べる


 現在のファンドの調子が、以前より” 良いのか/悪いのか ”ということもシャープレシオで調べることができます。例1)でのファンドAを用いて比較してみます。今回は、安全資産のリターンだけ数字を変えました。


 例1)でのファンドAの条件:

5年平均のリターン : 12% / 標準偏差 : 5% / 安全資産のリターン : 0.5%


 例2)でのファンドAの条件:

5年平均のリターン : 12% / 標準偏差 : 5% / 安全資産のリターン : 2.5%



【 例1)でのファンドA 】


 ( 12 - 0.5 ) ÷ 5 = 2.3


【 例2)でのファンドA 】


 ( 12 - 2.5 ) ÷ 5 = 1.9



 今回の結果を表にまとめると以下のようになります。


  シャープレシオを見て現在のファンドの調子を測る際の例


 単純に計算結果の数字だけを見れば、例1)でのファンドAの方が” リスクに見合ったリターンを上げている ”と判断できます。しかし、ここで注目しておきたいポイントがあります。それは、安全資産のリターンが上昇しているという点です。これが示す意味とは何なのでしょうか?


 どういうことかと言うと。例2)での世間の状況は、わざわざリスクを取らずとも” 最低2.5%のリターンを稼ぐことができる ”ということを示しています。そんな状況にも関わらず、例2)でのファンドAのリターンにおいては、全くその分のリターンの増加が見られません。


 もし以前と調子が変わらないのであれば、「 12%+2.5%=14.5% 」となります。つまり調子が普通ならば、14.5%のリターンを挙げている必要があります。結果、これはファンドAの調子が低下していることを意味しています。


 ■ シャープレシオとは


 シャープレシオが大きい商品というのは、とっているリスクとリターンを天秤にかけたとき、リターンの方が勝っている商品です。たとえリスクがあったとしても、” そのリターンには信憑性がある ”といえます。そして、それは” 良い金融商品 ”だと考えることもできます。


 シャープレシオの目安としては、"  "を超えているものが良い金融商品だとされています。なぜなら、シャープレシオは、” 超過収益(リターン)/標準偏差(リスク) ”で算出するわけです。"  "を超えないときというのは” リターン ÷ リスク ”において、” リスクが勝っている ”ときなのです。


 一括の資金投資で、海外ファンドや投資信託を選ぶ際の話です。その場合は、シャープレシオ標準偏差を一度確認してみることです。これにより、その商品の” リスクとリターンのバランスが自分の望むものなのか? ”が見えてきます。


 もし資料に記載されて無い場合は、用意してもらっても良いかもしれません。その際は、自分の考える運用期間に合わせたものを用意してもらうことが大切です。” 20年の運用 ”を予定している人に、” 直近5年の数字 ”を用意しても、期間が違えば参考にならない場合もあります。


 最後にこれら目安の数字は、あくまで商品選びの際の参考情報の1つです。過去のデータが基であるため、信じ込みすぎるのは良くないことです。ファンド側も運用結果が思わしくなければ、” 投資戦略を変更 ”します。そうすれば当然、それに合わせて運用状況も変化します。



⇒ 72の法則へ


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