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孟徳流 オフショア投資・海外不動産投資 奮闘記 ~打倒、年金不安・老後地獄~
孟徳流 HSBC香港で口座開設⇒フレンズプロビデントへ加入⇒そして海外投資奮闘記

標準偏差

これは統計学に登場する言葉です。主に複数のデータにおける数字のバラツキ具合を数値化したものです。


 ■ 投資信託での標準偏差について


 ここでは価格が変動する商品の” 価格変動の具合 ”をあらわすために用いられます。つまり、ファンド/投資信託における” リスクとリターンの大きさ ”を測る1つの目安として注目される数字です。


 標準偏差が大きいほど、価格変動の範囲が大きいことを表します。このためハイリスクな商品といえますが、その分ハイリターンも期待できます。逆にこの値が小さいほど、価格は安定しているためローリスクな商品となります。そして、その運用の結果はローリターン、もしくはミドルリターンであることを示します。


 ファンドや投資信託を選ぶ際には、よく” 平均リターン ”の話が登場します。しかし、これが示すのはあくまで” 平均値 ”です。実際のリターンは、その数字を上回ったり下回ったりします。状況によりリターンは変化するのです。


 またリターンの変化にも、範囲があります。その範囲は” 大きいもの ”から” 小さいもの ”まで存在しています。果たして。今窓口で見ている資料のファンドが、どのような変化をするファンドなのか?ハイリスク・ハイリターン型なのか。ローリスク・ローリターン型なのか。ただ” 平均リターン ”を見ただけでは分かりません。そこで、それを判断しやすく表しているのが「 標準偏差 」という数字なのです。


 ■ 標準偏差の見方について


 例えば、ファンドAという商品があったとします。この商品の10年間の平均リターンが14%だったとして。標準偏差は20%です。これが何を意味するのか?という話です。


 ファンドAは、10年間の平均リターンで14%の利益を出してきた商品です。それと同時に価格変動を起こしてきた商品でもあります。この「 標準偏差:20% 」というのは、その変動範囲を表しています。この場合、14%を基準としたとき、過去10年間に” 20%の価格の上昇 ”と” 20%の価格の下落 ”を起こしたことがあるという意味になります。



例1)  価格が20%上昇したとき


 100%(元本) + 20%(変動) + 14%(利益) = 134%


 134% - 100%(元本) = 34%(利益)


 価格が20%上昇したときには、34%のリターンが出ています。



例2)  価格が20%下落したとき


 100%(元本) - 20%(変動) + 14%(利益) = 94%


 94% - 100%(元本) = -6%(損益)


 価格が20%下落したときには、-6%の損失が出ています。



 10年間のリターンの平均値を出せば14%です。しかし、細かく見ていくとリターンの数値はバラバラです。上記の例からは、このファンドAの過去10年間のリターンには「 -6%から+34% 」までの変化があったことが見て取れます。またファンドAが今まで通りの戦略で運用を続けた場合、これからのリターンの値が「 平均14%±20% 」の間に当てはまる確立は、統計学上で” 約68% ”とされています。


 もう少し正確な変動範囲を知りたい場合は、次のように計算します。それは” 標準偏差 × 2 ”をおこなうのです。ファンドAで言えば、” 20% × 2 = 40% ”となります。そして再び同じように、平均14%を中心に今度は「 ±40% 」の範囲で計算をおこないます。すると、その範囲は「 -26%から+54% 」ということが分かります。これからのファンドAのリターンが、この変化範内に当てはまる確立は、統計学上で” 約95% ”とされています。


 ■ 標準偏差が異なるファンドについて


 ファンドAとは別に、ファンドBという商品が存在していたとします。10年間の平均リターンは、ファンドAと同じ14%だったとします。ただし、今回の標準偏差は「 5% 」です。標準偏差が異なるファンドの話をします。


 変動の範囲で言えば、「 平均14%±5% 」です。そこからファンドBのリターンは、「 +9%から+19% 」の間だと分かります。これからのファンドBが上げるリターンが、この範囲内に入る確立は約68%です。


 もう少し正確な範囲を出します。標準偏差を2倍するので、” 5% × 2 = 10% ”と計算できます。それを使って「 平均14%±10% 」で算出します。すると、ファンドBがこれから上げるリターンの変化の範囲は、「 +4%から+24% 」の間だと分かります。これには、約95%の確率で当てはまります。


 これらより何が分かったのか?上記の計算より、ファンドBは一番最悪なときでも「 +4%のリターン 」を上げると見られます。つまり、マイナス運用になりにくく、リターンが安定していることが分かります。ということは、” 元本割れ ”が起こりにくい金融商品であると読み取れるのです。


 ■ 標準偏差が異なるファンド同士を比較すると


 ファンドA/ファンドBは、10年間の平均リターンが共に14%でした。しかし、標準偏差に違いがありました。「 ファンドA:20% 」「 ファンドB:5% 」です。この違いから、それぞれの商品について読み取れることがあります。それは中身を見比べることでよく分かります。下の表をご参照ください。


  標準偏差 最低値 最高値 リスク リターン
ファンドA 20% -26% +54% 大きい 大きい
ファンドB 5% +4% +24% 小さい 中間


【 ハイリスク・ハイリターン型のファンドA 】


 ファンドAは、ファンドBよりも標準偏差が大きい商品です。そのため、変動する範囲も広くなります。一番悪いときのリターンを見て下さい。ファンドBが「 +4% 」なのに対し、ファンドAは「 -26% 」という結果です。価格を下げたときの” 損失(リスク)が大きい ”ことが見て取れます。


 次は一番良いときを見てください。ファンドBが「 +24% 」なのに対し、ファンドAは「 +54% 」です。最大リターンも大きいのです。ということは、価格を上げたときの” 収益性が大きい ”と言えます。これらより、ファンドAが「 ハイリスク・ハイリターン型 」の金融商品であることが分かります。標準偏差が大きい商品は、このタイプに当てはまります。



【 ローリスク・ミドルリターン型のファンドB 】


 ファンドBは最低でも「 +4% 」と、大きな損失が発生しません。また良いときでも、ファンドAほど大きなリターンは得られないです。しかし、標準偏差の大きいファンドAと比べてみると、運用成績がしっかり安定していることが見て取れます。これらより、ファンドBが「 ローリスク・ミドルリターン型 」の金融商品であることが分かります。標準偏差の小さい商品は、このタイプに当てはまります。



 以上をまとめます。手堅く安全な投資をおこないたい方は、ファンドBのような” 標準偏差の小さい商品 ”を選ぶべきです。逆に、リスクを覚悟で積極的に大儲けを狙いたい方は、ファンドAのような” 標準偏差の大きい商品 ”を選ぶべきと言えるでしょう。


 ■ 標準偏差とは


 標準偏差は、その商品への投資における" リスクの度合い "を表す数字として捉えることができます。ファンドや投資信託への一括投資を考えれば、標準偏差の大きい(大きく価格が変動する)商品への投資はハイリスク投資です。もし” 積立投資(ドルコスト平均法) ”が利用できるのであれば、そういった標準偏差の大きい商品へ投資するのも非常に面白いかもしれません。


【 投資はしっかりと判断することが大切 】


■ 自分の資産額から、そのリスクは十分容認できるものなのか。


■ 自分の投資計画を考える上で、その商品のリターンは満足できそうなのか。


 そういった疑問への判断材料として、この標準偏差を見てみると良いでしょう。



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